【ACA】アドビ認定アソシエイトのPhotoshop CCに独学で合格するための勉強方法

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昨年、ACA Photoshop CCを受験する機会がありました。

私は普段Webデザイナーではなくフロントエンドエンジニアの業務に従事しています。基本的にコーディングばかりやっています。そのため、Photoshop CCに関する知識は、デザイナーが制作したデザインカンプから画像やテキストをスライスしたり、色調を変えたり、簡単なバナーを作成する程度しかありませんでした。

そんな私が、2周間勉強し、受験し、合格することができましたので、ACA Photoshop CCに合格した際の勉強方法や注意点・アドバイス等を共有できればと思います。

アドビ認定アソシエイト(ACA)とは

アドビ認定アソシエイト(ACA)は、アドビシステムズ社が公認する国際認定資格です。ACAの位置付けはエントリーレベルとなっており、アドビアプリケーションの基本を理解した方が受験する試験になります。

試験に合格すると下記の合格認定証とウェブで閲覧可能なデジタル認定証が発行されます。アドビシステムズ公認の国際認定資格ですので、Adobe Creative Cloudのスキルを客観的に証明することができるようになります。

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試験概要

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2018年9月現在、受験科目は下記の中から選ぶことができます。アプリケーション毎に出題範囲が定義されています。

試験科目

  • Adobe Photoshop CC
  • Adobe Photoshop CS6
  • Adobe Illustrator CC

出題範囲

Photoshop CC ・プロジェクト要件の設定
・デジタル画像についての理解
・Adobe Photoshop の理解
・Adobe Photoshop を利用したデジタル画像の作成
・photoshop を利用したデジタル画像の公開
Photoshop CS6 ・プロジェクト要件の設定
・画像作成時のデザイン要素の特定
・Adobe Photoshop CS6 の理解
・Adobe Photoshop CS6 を利用した画像の操作
・Adobe photoshop CS6 を利用したデジタル画像の公開
Illustrator CC ・プロジェクト要件の設定
・デジタルグラフィックやイラストレーションについての理解
・Adobe Illustrator CCの理解
・Adobe Illustrator CCを利用したデジタルグラフィックやイラストレーションの作成
・Adobe Illustrator CCを使ったグラフィックのアーカイブ、書き出し、発行

受験料は一律10,584円(2018年9月現在)、試験時間は50分となっております。

内容としては、各科目共通のプロジェクト要件の設定にプラスして、アプリケーション毎の基本的な使い方になります。プロジェクト要件に関しては、過去にSEを経験していたり、ディレクション経験があったり、規模に関わらず何らかのプロジェクトに参加したことがある人でないと難しい部分になるかもしれません。

合格ライン

下記は私が受験した際の試験結果です。

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デザインと理解の項目の正答率が低い…というのは置いといて、最低合格ラインは700点以上に設定されています。出題数は40~45問前後ですので、7割正解で合格となります。

メリット・デメリット

あくまで個人的な感想です。資格を持っていることに対してデメリットはないですが、受験するにあたってのメリット・デメリットは存在します。受験後に感じた個人的なメリット・デメリットをまとめてみました。

メリット

  • アドビシステムズ社が自分のスキルを証明してくれる
  • アプリケーションの基本的な使い方が理解できた
  • 写真や画像の表現力が上がった
  • 業務で使用していなかった機能を知ったことで、作業効率が上がった
  • プロジェクトの流れを再認識できた

デメリット

  • 受験料が高かった
  • 勉強時間を捻出する必要があった
  • アプリケーションを持っていないとそもそも勉強ができない

アドビのアプリケーションに関する試験ですので、アプリケーションを持っていることが前提です。Adobe Photoshop CCを見ると、中々お高いです。会社でインストールされている環境がある場合は、家では選択問題をメインに勉強をして、操作問題の勉強は仕事中の空いた時間に実施すると良いかもしれません。

勉強方法

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勉強方法は参考書選びで変わってくると思いますので、下記の参考書を基にお話いたします。

本参考書はACAの試験サイトで対策教材として紹介されているだけあって、試験範囲が網羅されており、解説も丁寧です。Photoshop CCをさわったことがある方は、本書を買って勉強すれば合格率は上がると思います!

上記の参考書を使用される場合は、下記の流れで勉強を進めると効果的です。

  • 一回目:全ページを流し読んで全体を把握する(4時間前後で読み終わる内容です。)
  • 二回目:各章を読んで操作方法を学び、章末問題を解いて最後まで読み進める
  • 三回目:各章の章末問題だけを解く(わからない部分は解説を読み、再度解く)
  • 四回目以降:章末問題を、操作を覚えるまで繰り返す

実際の試験では章末問題とまったく同じ問題が出題されることはないですが、説明の仕方や設定する数値が違うだけのような類似問題が多く出題されます。操作方法をマスターすれば対応できる内容です。出題形式は選択問題と操作問題で、操作問題の出題数が若干多い内容となっていますが、ぞれぞれ入念に勉強しておきましょう。特にプロジェクトや著作権の設問で間違えるのはもったいないので、確実に答えられるようにしておくことをおすすめします。

上記でご紹介した参考書は試験に必要な情報だけが記載されているテキストです。合格を目的とした参考書として考えるのであれば、非常に優れていると思います。

試験時の注意点とアドバイス

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私が試験を受ける前に知っておきたかった情報です。注意点とささやかなアドバイスを記載しています。試験開始前に知らされる内容となりますが、事前に把握しておくと対策ができます。今後受験される方の参考になれば幸いです。

1制限時間がある

ACAはCBTというコンピュータを使って受験する試験になります。画面上には常に制限時間が表示されているため焦ることもあるかと思いますが、ゆっくり進めても5分程度時間が残る内容になっていますので、ご自身のペースで解答しましょう。

2ショートカットキーが使えない

Photoshopを普段から業務やプライベートで使用している方に注意していただきたいのですが、ACAの試験ではショートカットキーは一切使用することができません。ほとんどがマウス操作での解答になるため、メニュー内から項目を選ぶ必要があります。ショートカットキーに慣れている方にはかなり不便な仕様ですので、メニューからも選択できるように練習しておきましょう。

3リセットボタンを活用する

ボタンの名前は忘れてしまったのですが、操作を誤った際に問題を最初から解き直すためのリセットボタンが用意されています。解答する課程も点数に関係している可能性がありますので、操作を間違えたらすぐにリセットしてやり直しましょう。

4わからない問題に時間を掛けない

ACAの試験では、スキップ機能に似たボタンがあります。わからない問題を飛ばして最後に解く機能です。試験を進める中で時間をかけても解けそうにない問題に直面したら、いったんスキップして、最後にまとめて解くようにします。最初は確実に点の取れる問題に注力しましょう。

最後に

アドビ認定アソシエイト(ACA)はエントリーレベルの認定試験となりますので、高度な知識が要求されることはありません。試験の概要と仕様をしっかりと把握して、対策教材として紹介されている参考書で勉強すれば、独学で合格を目指すことができる試験です。勉強をすることで新しい知識が得られ、基本的な内容でも客観的な証明にもなりますので、迷われている方は受験しても良い認定であると、私は思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。これから受験される皆様の参考になれば幸いです。