【Linux】gpasswdでグループにユーザーを追加・削除する
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こんにちは、Ryohei(@ityryohei)です!
本記事では、Linuxでグループにユーザーを追加・削除する方法のご紹介しています。
gpasswdはグループを管理するLinuxのコマンドです。主にグループにユーザーを追加したり、削除することができます。
usermodでユーザーに副グループを設定することは可能ですが、オプションを間違えると主グループが変更される可能性があるため、安全に追加することができるgpasswdを使用したグループへのユーザーの追加・削除方法をご紹介したいと思います。
では、解説していきます。gpasswdとは
gpasswd
は、グループを管理するコマンドです。主にグループの管理ユーザーの指定や、ユーザーの追加・削除、グループパスワードの削除等で使用するコマンドになります。下記のように記述します。
$ gpasswd [オプション] [グループ名]
[オプション]部分には、下記の項目を指定することができます。
オプション | 説明 |
---|---|
-a [ユーザー名] | グループにユーザーを追加します。 |
-d [ユーザー名] | グループからユーザーを削除します。 |
-r | グループのパスワードを削除します。 |
-R | newgrp(グループ権限を変更するコマンド)を利用したグループの利用を停止にします。 |
-A [ユーザー名1, ユーザー名2...] | グループに管理ユーザーを追加します。カンマで区切ることで一度に複数の管理ユーザーを追加することができます。 |
-M [ユーザー名1, ユーザー名2...] | -Aと併用することで、管理ユーザーとメンバーを一括で指定することができます。 |
グループにユーザーを追加する
グループにユーザーを追加します。
$ gpasswd -a [ユーザー名] [グループ名]
グループからユーザーを削除する
グループからユーザーを削除(除外)します。
$ gpasswd -d [ユーザー名] [グループ名]
特定のグループに所属するユーザー一覧を取得する
指定したグループに所属するユーザーの一覧を取得します。ユーザー名で絞り込む場合はgrepを追記します。
$ getent group [グループ名]
まとめ
最後に、グループにユーザーを追加・削除する方法をまとめます。
- ユーザー追加:$ gpasswd -a [ユーザー名] [グループ名]
- ユーザー削除:$ gpasswd -d [ユーザー名] [グループ名]
Linuxでグループの設定変更はよく利用するコマンドになります。「gpasswd」は覚えにくいコマンド名ですが、ぜひご活用いただければと思います。
以上、Linuxでグループにユーザーを追加・削除するgpasswdのご紹介でした!