こんにちは、Ryohei(@ityryohei)です!

本記事では、WordPressのwpdbを使って、投稿に設定されているカスタムフィールド値のすべて取得する方法をご紹介しています。公開済みの投稿を対象とし、カスタムフィールドのキー(meta_key)を指定して取得する方法になります。

WordPressのwpdbで公開済みの投稿に設定されているカスタムフィールドの値をすべて取得したいんだけど、良い方法ないかな?

上記の疑問にお答えします。

では、解説していきます。

実装内容詳細

タイトルと冒頭の説明では何となく伝わらない気が塩田の出、今回実現したいことを簡単にまとめてみます。箇条書きにすると下記の内容となります。

  • 公開済みの全投稿に設定されているカスタムフィールドの値を所得する
  • カスタムフィールドの指定にはキーmeta_keyを使用する

上記の内容を実現するために、本記事では$wpdbを使用します。$wpdbはWordPressのテーブルにある情報をSQL文で取得することができるオブジェクトです。WordPressの関数でも実現できるかもしれませんが、少し思案して上手い方法が思いつかなかったので、素直に$wpdbを使用することにします。

参考URL:https://wpdocs.osdn.jp/%E9%96%A2%E6%95%B0%E3%83%AA%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%B9/wpdb_Class

サンプルソース

下記が今回作成したスクリプトです。使い方は簡単で、上から4行目にあるmeta_keysの配列にwp_postmetaテーブルから取得したいmeta_keyを追加するだけです。実行結果は連想配列で受け取るようにしています。SQL文の中にpost_typeを指定する箇所があるので、カスタム投稿の場合は変更してご利用ください。

<?php

//meta_key
$meta_keys = array(
    'meta_key1',
    'meta_key2',
);


//SQL
$query =
"
    SELECT meta_value
    FROM $wpdb->posts, $wpdb->postmeta
    WHERE $wpdb->posts.ID = $wpdb->postmeta.post_id AND
    $wpdb->posts.post_status = 'publish' AND
    $wpdb->posts.post_type = 'post' AND
    $wpdb->postmeta.meta_key = %s
";


//DB問い合わせ
foreach($meta_keys as $meta_key){
    $result[$meta_key] = $wpdb->get_results($wpdb->prepare($query, $meta_key), ARRAY_A);
}

var_dump($result);

上記のサンプルソールで本記事で実現したいことは達成できます。取得した値は$resultに代入されますので、必要な値を抽出するなどしてご利用ください。

最後に

$wpdbはSQL文でWordPressのDBが持っている情報を好きなように取得することができます。SQL文を覚えるための学習コストは必要ですが、今後もWordPressの開発に携わるのであれば覚えておいても良いかもしれません。もし興味がある方は下記の参考書から始められてみてください。

以上、WordPressのwpdbで投稿に設定されているカスタムフィールド値をすべて取得する方法のご紹介でした!

この記事を書いた人

Ryohei

Webエンジニア / ブロガー

福岡のWeb制作会社に務めるWebエンジニアです。エンジニア歴は10年程で、好きな言語はPHPとJavaScriptです。本サイトは私がインプットしたWebに関する知識を整理し、共有することを目的に2015年から運営しています。Webに関するご相談があれば気軽にお問い合わせください。