【お名前.com】MXレコードを設定してさくらのメールを利用する
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こんにちは、Ryohei(@ityryohei)です!
本記事では、お名前.comで取得したドメインにMXレコードを設定し、さくらのレンタルサーバのメールを利用する方法をご紹介しています。
お名前.comで取得したドメインにMXレコードを設定してさくらのメールを使いたいんだけど、どうすればいいんだろう?
上記の疑問にお答えします。
では、解説していきます。MXレコードを指定してさくらのメールを使用する
お名前.comで管理しているドメインのレコードにさくらのレンタルサーバの情報を設定します。他社ドメインでさくらのレンタルサーバのメールを利用する場合、下記の値を使用します。MXレコードには初期ドメインを、SPFレコードにはホスト名を指定します。
初期ドメイン | default.sakura.ne.jp |
ホスト名 | www1234.sakura.ne.jp |
下記はお名前.comにさくらのMXレコードを設定した例です。VALUE
に初期ドメインを指定します。優先
の値は0~65535の範囲内で指定することができ、値が小さいほど優先度が高くなります。(ホスト名には仮の値を入れております。実際は設定するドメイン名が入ります。)
ホスト名 | TYPE | TTL | VALUE | 優先 |
---|---|---|---|---|
example.co.jp | MX | 3600 | default.sakura.ne.jp | 10 |
MXレコードと併せてSPFレコードも設定する
SPFレコードは、ドメイン認証に用いられるレコードです。SPFレコードを設定しておくことで、送信メールが正規のサーバから送られたものなのかを確認することができます。昨今ではドメイン偽装やなりすましメール、迷惑メール判定される等のリスクを避けるために設定することが推奨されています。
さくらでドメインを管理していれば、管理画面のドメイン設定からチェックを入れるだけでSPFレコードを設定することができます。ただ、お名前.comのように別のサービスでドメインを管理している場合、この機能を利用することができません。なのでレコードに登録する形でSPFレコードを設定します。
SPFレコードに設定する値は下記のURLを参考に設定します。
実際に設定すると下記のようになります。
ホスト名 | TYPE | TTL | VALUE |
---|---|---|---|
example.co.jp | TXT | 3600 | v=spf1 a:www1234.sakura.ne.jp mx ~all |
これでMXレコードとSPFレコードの設定は完了です。テスト送信してWEBメール等でメールが送受信できるかご確認ください。
ネームサーバをさくらに設定しているならMXレコードの設定は必要ない
本記事の内容は、あくまでDNSをさくら以外で管理していて、さくらのレンタルサーバのメールを利用する際に必要な設定です。ネームサーバに下記の値が設定されている場合、さくらのDNSを利用しているため本記事の設定は必要ありませんので、ご注意ください。
さくらのネームサーバ
プライマリネームサーバ | ns1.dns.ne.jp |
セカンダリネームサーバ | ns2.dns.ne.jp |
最後に
WEBサーバとメールサーバを分けて運用するというのは、比較的よくあるケースです。本記事ではお名前.comとさくらを例に解説していますが、他のサービスでもある程度設定する内容は似ていますので、MXレコードとSPFレコードの設定方法を覚えておくと今後の業務に役立つかもしれないですね。
以上、お名前.comのドメインにMXレコードを設定してさくらのメールを利用する方法のご紹介でした!