【GAS】スプレッドシート内の全データを取得する
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こんにちは、Ryohei(@ityryohei)です!
本記事では、Google Apps Scriptでスプレッドシート内の全データを取得する方法をご紹介しています。
Google Apps Scriptでスプレッドシート内の全データを取得するにはどうすればいいんだろう?
上記の疑問にお答えします。
では、解説していきます。スプレッドシートを取得する
Google Apps Scriptで対象のスプレッドシートを取得します。ここではスプレッドシートのIDからスプレッドシートオブジェクトを取得します。
Google Apps Script
function myFunction() {
const sheetId = 'SPREADSHEET_ID';
const sheet = SpreadsheetApp.openById(sheetId);
}
スプレッドシートのIDは下記キャプチャのようにスプレッドシートのURLから確認できます。URL内の英数字記号の文字列がスプレッドシートのIDです。

上記で取得したスプレッドシートのIDをコピーし、スクリプト内のSPREADSHEET_IDに置き換えてご利用ください。
スプレッドシート内の全データを取得する
前項で取得したスプレッドシートオブジェクトから、シート内の全データを取得します。getDataRange()でスプレッドシートのレンジ(範囲)を取得し、getValues()でレンジ内の値を取得します。戻り値は二次元配列なので、forEach等を使ってデータを出力することができますね。
Google Apps Script
function myFunction() {
const sheetId = 'SPREADSHEET_ID';
const sheet = SpreadsheetApp.openById(sheetId);
const range = sheet.getDataRange();
const values = range.getValues();
console.log(values);
}
実行結果(ダミーユーザーデータ)
Logging output too large. Truncating output.
[
[ '氏名',
'氏名(ひらがな)',
'年齢',
'生年月日',
'性別',
'メールアドレス',
'電話番号',
'郵便番号',
'住所'
],
[ '西村 須美子',
'にしむら すみこ',
24,
Fri Aug 14 1998 00:00:00 GMT+0900 (Japan Standard Time),
'女',
'nishimura_814@example.jp',
'03-8211-4105',
'178-3319',
'東京都東村山市野口町1-4-12'
]
]
最後に
現在携わっている案件でGoogle Apps Scriptを触る機会がありまして、触っているうちに楽しくなり色々作ってみて遊んでいます。Googleのサービスは世界中で使われているというのもあり、ドキュメントもわかりやすくまとめられているため、JavaScriptが読み解ける方であればすんなり習得できると思います。
Google Apps Scriptは文字通りGoogleのサービスの連携に特化したスクリプト言語です。Google Apps Scriptで処理が組めるようになれば、Googleのサービスをさらに便利に使うことができるようになります。例えばフォームとカレンダーを組み合わせて予約システムを構築したり、スプレッドシートとGmailを使ってメール配信サービスを構築したり、構築できるサービスは様々です。
ほんとびっくりするくらい簡単に構築できるので、もし興味がある方はGoogle Apps Scriptに触れてみてくださいね。
以上、Google Apps Script(GAS)でスプレッドシート内の全データを取得する方法のご紹介でした!