こんにちは、Ryohei(@ityryohei)です!

本記事は、これからレンタルサーバーの契約を検討している方に向けて、長期に渡って安心して運用することができるレンタルサーバーの選び方をご紹介しています。

日本には数多くのレンタルサーバーを提供している会社があり、規模は全国区のものから地域に密着しているものまで様々です。

あまりにも数が多いため「よし!ブログを始めよう!」という方にとってレンタルサーバーの選定は非常に難しい部分になるかと思います。

私自身、初めてレンタルサーバーを契約する際には何時間もかけて各サービスの情報をネットで調べまくった経験がありますので、気持ちは痛いほどわかります。

(調べれば調べるほど、どのレンタルサーバーがいいのかわからなくなりますよね…。)

なので、これから個人向けのブログやアフィリエイトサイトなどを始められる方が、本記事を見てレンタルサーバーが決められるように情報をまとめさせていただきました。

私は、日々業務で色々な会社のレンタルサーバーに触れています。一般的に有名なレンタルサーバーの特性は把握しています。どなたにでも安心して運用することができるレタルサーバーの選び方をお伝えできればと思います。

これからブログやウェブサイトを始められる方で、レンタルサーバー選びに迷っている方の参考になれば幸いです。

本記事の内容

  • 日本で有名なレンタルサーバー
  • 失敗しないレンタルサーバーの選び方
  • おすすめのレンタルサーバー3選

では、解説していきます。

日本で有名なレンタルサーバー

日本には数多くのホスティング業者が存在しています。全国区で誰でも知っている会社から地域に密着した小さい会社まで様々です。

Web上では下記のレンタルサーバーのサービス名をよく見かけるかと思います。

上記で上げたレンタルサーバーは一般的に安定稼働していて、登録ユーザーも多いサービスになります。

基本的に上記の中から選んでいただければ問題ないのですが、さらに絞り込むためにレンタルサーバーの選び方を見ていきましょう!

失敗しないレンタルサーバーの選び方

レンタルサーバーを選ぶ際に重要なポイントは、ざっくりまとめると下記の3つだけです。

  • コスト
  • 安定性
  • サポート体制

もう少し詳しくご説明します。

コスト

コストはそのまま毎月かかるレンタルサーバーの費用になります。何をするにもまずは費用を考えます。

レンタルサーバーは基本的に500~3000円ほどの月額で契約することができます。もちろん月額が高いものほどサーバーのスペックは高くなりますが、予算の中で選ぶことが一番大切です。
予めレンタルサーバーに支払うことができる予算を決めておくことが重要です。

安定性

安定性は下記の3つを総合的に見て判断します。

  • サーバーの稼働率
  • 大量アクセス時の負荷
  • 1日(1ヵ月)のデータ転送量

サーバーの稼働率

稼働率はレンタルサーバーが稼働している時間を表します。基本的に年間の稼働率が掲載されていることが多いです。レンタルサーバーのサイト内に掲載されていますので必ず確認することをおすすめします。
本記事で紹介しているサーバーについては高い稼働率を誇っているため、気にしなくて大丈夫です。

大量アクセス時の負荷耐性

瞬間的に大量アクセスがあった際にどれだけ処理が行えるかは重要な要素になります。トレンド系のブログや、SNSで数多くのユーザーに共有され、いわゆるバズった状態になると、瞬間的に百、千、万などのわけのわからない数のアクセスが一つの記事に集まることになります。
負荷耐性が低ければすぐにサーバーがダウンしてしまい、せっかくアクセスが集まっているのに、記事が表示されない!という機会損失が発生します。

この辺りの情報はレンタルサーバーの会社にとってかなり重要な情報になりますので、基本的に公開されていませんが、SNS等で検索すると有志の方々による検証結果がありますので、事前に確認しておきましょう!

1日(1ヵ月)のデータ転送量

レンタルサーバーは、1日もしくは1ヶ月単位でデータの転送量が決められています。データの転送量を大幅に超過するとアクセス制限やテータ転送速度の低下といったペナルティが発生します。

データの転送量はレンタルサーバーのサイト内に掲載されていることが多いため、事前に確認しておきましょう。

ブログやアフィリエイトサイトを始めると、最初に契約したサーバーで長年運用していくことになります。運用を続けていくと、基本的にアクセス数は右肩上がりに増えていきます。

開始時は低スペックのもので問題ないのですが、アクセスが増えていくうちに徐々にアクセスを処理しきれなくなり、サーバーのスペックに悩むことになります。なので、複数のプランが選択できたり、最初から高機能のレンタルサーバーを選んでおくことが無難と言えます。

サポート体制

レンタルサーバーを提供している会社は、下記のようなサポート体制を敷いています。

  • 電話・メールのお問い合わせ受付
  • メールのみのお問い合わせ受付

料金が安いレンタルサーバーは基本的にメールのみを受け付けている会社が多い印象です。メールのみでも何時間、何営業日以内の回答を確約しているのであれば問題ないですが、そうでない場合は、問い合わせ内容に対する返答が何日もかかる場合があります。

「お問い合わせ」=「緊急事態」

だと思いますので、すぐに返事をもらえなければサポートの意味がありません。

レンタルサーバーを使用していると、予測できないエラーが発生します。そういった場合にサポートが頼りになります。メールサポートだけを受け付けているレンタルサーバーがありますが、それらはあくまで玄人向けのサービスだと思います。基本的には電話で親身になって対応してくれるサポートがついているレンタルサーバーの会社をおすすめします。(経験上、エラーが発生した際にサポートはいざというときにかなり助けになってくれます。)

レンタルサーバーを契約する場合は、電話対応のサポート体制がある会社を選ぶべきだと私は考えています。Webエンジニアであっても、サーバー会社ごとに制約があったりしますので、問い合わせないとわからないことが多いです。

長期に渡って安心して運用していくのであれば、やはり電話サポートが必須と言えます。

上記の条件を踏まえた上で、私は下記のレンタルサーバーをおすすめします。

おすすめのレンタルサーバー3選

エックスサーバー

エックスサーバー

筆者が最もおすすめするレンタルサーバーは、皆さんご存知のエックスサーバーです。

エックスサーバーは日本で絶大なシェアを誇る老舗のホスティング業者です。年間契約すれば、実質月額900円~と気軽に導入できる料金設定となっています。

低価格な上にスペックも高く、用意されているプランの中でもっとも安い「X10」においても、200万PV前後であれば安定運用可能なほどです。

基本情報

初期費用 一律3,000円
月額費用 900円~(36ヵ月契約の場合)
1,000円~(月単位の契約の場合)
ストレージ(SSD) X10:200GB
X20:300GB
X30:400GB
データベース(MySQL/SQLite) X10:50個
X20:70個
X30:70個
ドメイン 独自ドメインを無制限に利用可
サブドメインを無制限に利用可
課金方式 定額制
転送量 X10:70GB / 日
X20:90GB / 日
X30:100GB / 日
サイト高速化 対応
稼働率 99.99%以上
(詳細はこちらをご参照ください。)
サポート ・メールサポート有
・電話サポート有

基本情報のストレージや転送量、稼働率を見ると十分なスペックであり、安定したサーバーであることがわかります。

ここからは主観になりますが、私が長年エックスサーバーを使用してきて感じたおすすめする理由と不満に思うところを箇条書きでまとめてみます。

おすすめする理由

  • サービスが開始されて15年間の確かな実績と技術力
  • 日本国内に多くの利用者いるため、検索による情報量が多い
  • 検索で解決できなくても24時間365日のサポート体制がある
  • 電話・メールのサポートがあり、どちらも顧客満足度が高い
  • メールサポートの場合は24時間以内の返信が確約されている
  • 1日おきにサーバーとDBの自動バックアップがある)
  • 管理画面からプランの変更が可能
  • 他のレンタルサーバーを比べて全体の処理が体感でわかるほどに明確に速い

不満に思うところ

  • 初期費用が掛かる(3,000円)
  • 最初に3ヵ月分の料金を先に支払わなければならない
  • バックアップは無料なのに復元が有料(10,800円)
  • 他のレンタルサーバー業者と比べると若干料金設定が高い

こんな方におすすめ

  • 安心してブログやウェブサイトを運用していきたい方
  • 高機能なサーバーをお探しの方

お名前.com レンタルサーバー

お名前.com レンタルサーバー

エックスサーバーの次におすすめするのはお名前.com レンタルサーバーです。

お名前.com はGMOインターネット株式会社が運営しているドメイン登録サービスになります。お名前.comは広告に力を入れていますので、ネット閲覧中に目にしたことがある方が多いのではないでしょうか。

お名前.comはドメイン登録等を代行するいわゆるレジストラですが、ドメインだけではなくレンタルサーバーも提供しています。

以前は本当に微妙なレンタルサーバーでした。スペックは低いし管理画面は使いにくいしすぐに大量のアクセスに耐えられないし…。はっきり言って良い部分がないレンタルサーバーでした。

しかし、それはレンタルサーバーのサービスが新しくなる前の話です。サービス内容が一新され、レンタルサーバーのスペックも大幅に向上しています。

基本情報

初期費用 無料
月額 24ヶ月払い:実質900円/月
12ヶ月払い:実質980円/月
6ヶ月払い:1,080円/月
1ヶ月払い:1,300/ 月

申込月は利用無料

ストレージ(SSD) 200GB(SSD)
データベース(MySQL) 無制限
ドメイン 独自ドメインを無制限に利用可
サブドメインを無制限に利用可
課金方式 定額制
転送量 2.5TB/月
サイト高速化 対応
稼働率 99.99%
(詳細はこちらをご参照ください。)
サポート メールサポート有
電話サポート有

おすすめする理由

  • 初期費用無料
  • 月額料金2ヶ月無料
  • 初年度ドメイン1円
  • 24時間365日、専任スタッフによる電話・メールのサポート
  • 初期費用、月額2ヶ月無料のため試しに使用することができる

不満に思うところ

  • 現状プランが一つしか用意されていない
  • ドメイン1円のサービスは初年度のみのところ
  • 他のレンタルサーバー業者と比べると若干料金設定が高い

こんな方におすすめ

  • お名前.comでドメインを取得している方
  • 使用感を確かめて契約したい方
  • 高機能なサーバーをお探しの方

さくらのレンタルサーバー

さくらのレンタルサーバ

さくらインターネットが提供するレンタルサーバーです。サーバー事業は1996年から現在に至るまで続けている老舗のホスティング業者になります。

さくらのレンタルサーバーの特長は予算にあったレンタルサーバーのプランを選ぶことができる点です。私の印象としては、価格相応の低スペックなサーバーという印象でしたが、2018年にサーバーが一新されたことにより、高速に動作するようになりました。

2018年4月以降に契約された方は新サーバーでのプランになるため、安価に安定したサーバーをお探しの方には最適なレンタルサーバーです。

基本情報

初期費用 ライト:1,029円
スタンダード:1,029円
プレミアム:1,029円
ビジネス:5,142円
ビジネスプロ:5,142円
マネージド:48,600円〜
月額 ライト:129円/月
スタンダード:515円/月
プレミアム:1,543円/月
ビジネス:2,571円/月
ビジネスプロ:4,628円/月
マネージド:12,960円~/月
ストレージ ライト:10GB
スタンダード:100GB
プレミアム:200GB
ビジネス:300GB
ビジネスプロ:500GB
マネージド:700GB
データベース(MySQL/SQLite) ライト:-
スタンダード:20個
プレミアム:50個
ビジネス:100個
ビジネスプロ:200個
マネージド:無制限
ドメイン 独自ドメインを利用可
サブドメインを利用可
課金方式 定額制
転送量 ライト:40GB/日
スタンダード:80GB/日
プレミアム:120GB/日
ビジネス:160GB/日
ビジネスプロ:200GB/日
マネージド:200GB/日
サイト高速化 対応
稼働率 99.99%
(詳細はこちらをご参照ください。)
サポート メールサポート有
電話サポート有

おすすめする理由

  • 老舗のホスティング業者のため、法人・個人問わずに多くの実績がある
  • プランが豊富のため、必要なスペックで都度契約することができる
  • 低コストでありながらしっかりとしたサポートがある

不満に思うところ

  • 初期費用がかかる
  • 2周間の無料期間中は一部の機能に制限がある
  • 低いプランではアクセスが集中した際にサーバーが落ちることがある
  • プランを変更することができない
    (プランを変更する場合は既存の契約を解約して変更したいプランを新規に契約する必要がある)

こんな方におすすめ

  • 低コストで安定したサーバーをお探しの方

まとめ

最後に私がおすすめするレンタルサーバーをまとめます。

上記3つの中からご予算に合わせてお気に入りのレンタルサーバーを選んでいただければ、安心して運用をしていくことができると思います。私個人としては、管理画面のみやすさやサーバーのスペックを考慮して「エックスサーバー」をおすすします。本当に使いやすくて早いサーバーです。大量のアクセスにも強いので、ご予算が許すようでしたらエックスサーバーを検討されてみてはいかがでしょうか。

以上、Web制作者がおすすめする個人向けレンタルサーバー3選!失敗しないサービスの選び方のご紹介でした!

レンタルサーバー選びは個人でブログやサイトを公開・運用するのに絶対に必要なサービスです。毎日使用するものですので、本記事が運用しやすいサービスを見つける手助けとなれば幸いです。

この記事を書いた人

Ryohei

Webエンジニア / ブロガー

福岡のWeb制作会社に務めるWebエンジニアです。エンジニア歴は10年程で、好きな言語はPHPとJavaScriptです。本サイトは私がインプットしたWebに関する知識を整理し、共有することを目的に2015年から運営しています。Webに関するご相談があれば気軽にお問い合わせください。