こんにちは、Ryohei(@ityryohei)です!

本記事では、これから無在庫販売のネットショップを開業を検討している方に向けた内容となっています。無在庫販売についてインターネットの情報と知人の意見を参考に選ぶべきネットショップのサービスと仕入れ先を調査してみました!

無在庫で販売できるネットショップに興味があるんだけど、どこから手を付ければいいのかな?

上記のなようでお悩みの方のお手伝いができればと思います。

そもそも無在庫販売のネットショップとは?

在庫を持たず販売する運営形態のネットショップです。通常のネットショップであれば、商品の仕入→販売→発送という流れで進みますが、無在庫販売のネットショップにおける取引の流れは下記のようになります。

  • 商品登録
  • 商品販売
  • 商品仕入れ
  • 商品発送

注目すべきは商品を仕入れる順番です。商品を販売した後(商品が売れた後)に仕入れを行います。こうすることで在庫を持たずにネットショップを運営することができます。在庫を持つネットショップと比べると発送までに日数がかかりますが、在庫を持つリスクがないため少ない資金でネットショップを開設することができます。

取引の流れが「商品が売れる」→「商品を仕入れる」となっているため、販売後に仕入れをすることができるサービスを検討する必要がありますが、現状では仕入れ先は多くないため、競合のネットショップと商品のラインナップが同じになる可能性があります。認知されるサイトに育てるためには、サイトのコンセプトや取り扱う商品に一工夫が必要です。

無在庫販売で選ぶべきネットショップサービス

無在庫販売で選ぶべきネットショップは下記の3サービスです。

それぞれ詳しくご紹介します。

BASE

香取さんがサービス名を大声で口にする印象的なCMが話題になりましたね。2022年10月現在もサイトに写真が掲載されているところを見ると、引き続きイメージキャラクターを務めているようです。

BASEの特長

  • 初期費用無料!
  • 決済手数料は*2.9%~と業界最安値!
  • デザインマーケットからテーマを選べる!
  • Apps(拡張機能)により細かなカスタマイズが可能!

BASEでは初期費用が無料で利用できる他、サイトの規模に応じてプランを選ぶことができます。

プラン料金
スタンダードプラン月額料金:0円
サービス利用料:3%
決済手数料:3.6% + 40円
※サービス利用料、決済手数料は商品販売時に課金
グロースプラン月額料金:5,980円(税込)
決済手数料:2.9%
※決済手数料は商品販売時に課金

サービス開始から順調にシェアを拡大し、ネットショップ開設実績では5年連続No.1を獲得しています。BASEにより開設されたネットショップ数は1,700,000件以上であると公式サイトに掲載されています。サービスの使いやすさと人気度が実績に反映されている良い例ですね。

STORES

STORESはネットショップと実店舗を連動させてデジタルに移行することに長けたサービスです。ネットショップと店舗のPOSレジの在庫の連動が可能で、ネット予約等にも対応しています。ネットショップのみの開設も可能ですが、実店舗の連動できるのはSTORESの強みですね!

STORESの特長

  • 初期費用無料
  • ネット予約を楽々受付!
  • ネットショップと実店舗の在庫連動!
  • 豊富なパターンからデザインを選べる!

STORESでは下記のプランが用意されています。月額+決済手数料とわかりやすい料金設定となっています。

プラン料金
フリープラン月額料金:0円
決済手数料:5%
※決済手数料は商品販売時に課金
スタンダードプラン月額料金:2,178円(税込)
決済手数料:3.6%
※決済手数料は商品販売時に課金

サイトのキャッチコピーにあるように、お店のデジタルをまるっと任せるならSTORES一択ですね!

カラーミーショップ

カラーミーショップの特長

  • サイトの規模に合わせたプランが選べる!
  • 無料で簡単にネットショップが開設できる!
  • 豊富なテンプレートの名から好きなデザインが選択できる!
  • 売れるためのノウハウが豊富!
  • 万全のサポート体制!
プラン料金
フリー月額料金:0円(税込)
初期費用:0円(税込)
※月商10万円以下の方が対象
レギュラー月額料金:4,950円(税込)
初期費用:3,300円(税込)
決済手数料:3.45%~
※決済手数料は商品販売時に課金
ラージ月額料金:9,595円(税込)
初期費用:3,300円(税込)
決済手数料:3.45%~
※決済手数料は商品販売時に課金
プレミアム月額料金:39,600円(税込)
初期費用:22,000円(税込)
決済手数料:3.14%
※決済手数料は商品販売時に課金

ここまで2つのサービス概要をご紹介いたしました。それぞれ素晴らしいサービスですし、甲乙つけがたい多様な機能が提供されています。しかしネットショップのみに限っていえば、特にこだわりがない場合はBASEを選ぶべきです。

無在庫販売のネットショップの開設にBASE・STORESを選ぶべき理由と、特にBASEを選ぶべき理由をあわせて詳しくお話しします。

BASE・STORESを選ぶべき理由

コストが安い!

何らかの商売を始めるときに考えなければならないのがコストです。コストというのはイニシャルとランニング(初期費用と維持管理費用)の総額を指します。BASEとSTORESはどちらも初期費用が無料で、決済時に手数料が引かれるシステムです。従来からあるネットショップサービスでの場合はネットショップを開設するまでにある程度まとまったお金が必要ですが、初期費用が無料のためこれから始める方にとって参入しやすいサービスと言えます。決済手数料についてはどちらも似たような価格設定となっており、パーセンテージの幅は2.9~5%程となっています。

始めやすい!

私は普段WEBサイト・アプリの制作を生業としていますが、BASEとSTORESの始めやすさは素晴らしいです。実際に販売する商品が決まっている方であれば、アカウントの開設→ネットショップ選定→商品登録→販売開始まで3~4時間くらいで完了するんじゃないかな…それくらいスピーディーにネットショップを開設できます。

サイトのデザインは選ぶだけ!

ネットショップで重要になるのが商品を紹介するためのWEBページですが、BASE・STORESでは一から考える必要はありません。数多く存在するショップテーマの中からお気に入りのデザインを選定し、自分のショップに設定するだけです。それだけで美麗なデザインのネットショップを作成することができます。またHTMLやCSSの知識があれば細かいカスタマイズも可能となっています。

上記3点がBASE・STORESを選ぶべき理由です。ただ、良い点もあれば気になる点もあるのが世の常です。私が思うBASE・STORESの気になる点をお話しします。

BASE・STORESの気になる点

集客は自力でやる必要がある

モール型のサービス(楽天市場、Yahoo!ショッピング等)は日本人であれば誰もが知るサービスです。マーケティングのプロが適切に広告を出しているため、自然とユーザーが集まります。モール型のサービスに登録すれば、モール内に自分のお店を持つことができます。モールへの集客は運営会社が実施しているため、モールに出店した後はモール内の集客対策に専念することができます。モール型サービスの出店費用はお高めですが、顧客を獲得しやすい傾向にあります。

それに比べてBASEやSTORESといったサービスを使ってネットショップを開業した場合、ブログやWEBサイトと同様に開店時点のネームバリューはありません。一から集客してユーザーを集める必要が出てきます。いわゆるSEO、SNS、リスティング広告等ですね。SEOやSNSは短期間での効果は見込めないため、リスティング広告で認知を拡大しつつSEOやSNSで助長するといった運用が必要になります。

決済手数料がかかる!

BASEやSTORESでネットショップを続けていく上でずっと支払わなければならないのがサービス利用料と決済手数料です。サービスを利用している間、継続して支払う必要があるコストです。物販をするのであれば少しでも多くの金額を手元に残したいところなので、悩ましいですよね。なのでネットショップがある程度育ったタイミングでサービスからの脱却も視野に入れておくと良いかもしれません。

なぜSTORESよりBASEを選ぶべきなのか

それはBASEが外部で取得したドメインを使用することができるからです。

ドメインはインターネット上の住所である。

ドメインとは何ぞやと理解する入り口として、一般的にインターネット上の住所であると解説されています。本当にその通りで、ドメインはインターネット上において自身が作成したサービスを閲覧してもらうための住所です。ドメインは世界に一つだけのもので、自身が提供するサービスとお客様をつなぐ入口となります。ドメインはWEBサービスにとって重要なものです。

BASEではお名前.comやさくらインターネット等で取得したドメインをそのまま使うことができますが、STORESではそれができません。STORESのサービス内でドメインを取得し、設定することはできますが、解約するとドメインも一緒に手放す必要があります。WEBサービスにとってドメインは資産であり、財産です。ネットショップのみの開設を検討していて、強いこだわりがない場合はBASEを選びましょう!

仕入れ先について

無在庫販売のネットショップで、ネットショップサービス以上に大事になってくるのが仕入れ先についてです。人気のネットショップであれば独自の仕入れルートを持っていますが、業界に人脈がない場合は公になっていない仕入れ先と契約を結ぶのは難しいです。そのため最初は無在庫販売に必要な下記の条件を満たす卸売サイトやドロップシッピングサイトに登録することをおすすめします。

  • 画像の転載が許可されていること
  • 商品を1点から仕入れができること
  • 販売後(商品が売れた後)に仕入れができること

これらの条件を満たす有名な卸売サイト、ドロップシッピングサイトは下記の通りです。

それぞれ詳しくご紹介します。

NETSEA

国内最大級の卸売モールサイトです。200万点以上の商品が登録されており、出展企業も豊富です。
ネットショップのような感覚で卸商品を検索することができ、気に入った商品をその場で仕入れることができます。某フリマサイトで販売されている商品が数多く登録されている影響もあり、新規参入の方が数多く見受けられます。仕入れ会員登録することで卸価格が確認できますので、物販を始める方は必ず登録しておきましょう!

TopSeller

TopSellerはドロップシッピングサービスです。30万点以上の商品が登録されており、その中から好きな商品を選んで販売することができます。ドロップシッピングサービスは、販売した商品(売れた商品)が直接お客様に発送されるのが特徴です。在庫を抱えるリスクがなく、梱包~発送の手間も省くことができます。集客に力を入れる必要はありますが、空いた時間で無在庫販売のネットショップを始めたい!という方にピッタリのサービスですね。

ネットショップを始めるにあたって、仕入れ先の選定が一番難しい部分です。他で販売されていないようなオリジナル商品を販売したい!という気持ちになると思いますが、いったん飲み込んでいただいて、まずはNETSEA・TopSellerに登録して商品を販売してみてください。最初は無在庫販売のネットショップからのスタートになりますが、時間をかけて資金と商品を増やしていき、ゆくゆくはオリジナル商品を取り扱えるようなネットショップを目指してくださいね!

最後に

今回は私も本記事でご紹介したBASEとNETSEA、TopSellerに登録してみました。私は愛犬家なのでペット用品を取り扱うネットショップを作ってみたいと思います。ネットショップの公開が完了したら本サイト内でお知らせしますので、楽しみにしていてくださいね!

以上、無在庫販売で選ぶべきネットショップサービスと仕入れ先の調査結果のご紹介でした!

この記事を書いた人

Ryohei

Webエンジニア / ブロガー

福岡のWeb制作会社に務めるWebエンジニアです。エンジニア歴は10年程で、好きな言語はPHPとJavaScriptです。本サイトは私がインプットしたWebに関する知識を整理し、共有することを目的に2015年から運営しています。Webに関するご相談があれば気軽にお問い合わせください。