速報

JAL・JTAの予約情報約9万2千人分に外部参照の形跡|対象項目と利用者対応

CATEGORY

コミックシーモアが一部再開|Web閲覧にはパスワード再発行が必要

※本ページのリンクにはプロモーションが含まれています。

電子書籍のWeb閲覧再開と購入機能の停止継続を表す概念イラスト

この記事のポイント

対象
コミックシーモア
影響
不正アクセスでサービスが停止し、会員DBの登録情報319件とシステムログ最大約420万件の流出を確認。10月29日に一部Web機能が再開したが購入などは停止継続。
推奨対応
再開機能の利用に必要なパスワード再発行を行い、同じメールアドレス・パスワードを使う他社サービスも変更する。不審な連絡を避け、再開範囲と料金・ポイントの公式案内を確認する。

目次

NTTソルマーレは2026年10月29日、不正アクセスに伴い10月15日から停止していた「コミックシーモア」の一部機能を再開したと発表しました。購入済み作品と読み放題のWebブラウザでの閲覧などが対象で、利用にはパスワードの再発行が必要です。作品・ポイントの購入や本棚アプリなどは引き続き停止しており、全面復旧ではありません。

同社の10月29日付の第5報と、流出範囲を説明した10月21日付の第4報を基に、再開範囲と必要な対応を整理します。公表日、停止開始日、情報流出の集計単位を分けて確認する必要があります。

スポンサーリンク

閲覧と解約申請が再開し購入や退会は停止継続

再開したのは、購入済み作品のWebブラウザでの閲覧、読み放題サービスのWebブラウザでの利用、会員情報の変更、登録中の月額メニューと読み放題サービスの解約申請です。これらの機能を使う際には、従来のパスワードでそのまま利用を再開するのではなく、パスワードの再発行が必要とされています。

一方、本棚アプリ、作品・ポイントの購入、新刊自動購入、サイト退会、ポイント履歴・月額登録履歴・購入履歴などの確認、新規会員登録は未再開です。本棚アプリは近日、購入機能は決済手段ごとに順次再開予定としていますが、全機能が使える時刻は示していません。解約申請の再開と、サイト退会の再開は異なるため、希望する手続きがどちらかを確認してください。

会員DB319件とログ最大約420万件を区別する

第4報が流出を確認した情報は二つに分かれます。会員上の登録情報は319件で、メールアドレス、ハッシュ化されたパスワード、ニックネーム、生年月日、性別です。もう一つのシステムログファイル上の情報は最大約420万件で、メールアドレス、ニックネーム、生年月日、性別が対象です。

ログの件数には同じ利用者に関する情報の重複が含まれる可能性があるため、420万人の流出が確定したという意味ではありません。項目も利用者ごとに異なり、全員のすべての項目が流出したとはしていません。ログ側にはパスワードは含まれないと説明されています。会員DBに含まれるハッシュ化済みパスワードと、ログの対象情報を混ぜないことが重要です。

クレジットカード情報は対象システムに保有しておらず、流出していないとしています。購入履歴の流出と、MY本棚の流出・消失・欠損も確認されていません。第4報では侵入経路と攻撃手法を特定し遮断対応を完了したとしていますが、具体的な手法の詳細は示されていません。本稿ではや特定のが原因と推測しません。

スポンサーリンク

使い回したパスワードと不審な連絡への対応

同社は、コミックシーモアと同じメールアドレス・パスワードの組み合わせを他社サービスでも使っている場合、念のためそのサービスのパスワードも変更するよう求めています。今回のサイト内での再発行と、別サービスでの変更は別の作業です。ハッシュ化されているという説明から、他サービスへの不正ログインの危険もないとは判断できません。

また、同社や関係者を装った不審なメールや、偽サイトへ誘導する連絡が届く可能性があると注意を呼びかけています。身に覚えのないメールのURLや添付ファイルを開かず、不審なサイトへ個人情報やパスワードを入力しないことが公式の案内です。これは二次被害への予防であり、今回の資料だけで個々の利用者に詐欺被害が起きたと断定するものではありません。

料金と失効ポイントは個別の案内を確認する

停止期間中の読み放題・月額メニューの料金は基本的に自動引き落としされないとしています。ただし一部決済手段では引き落とされる場合があり、対象者に個別対応すると説明しています。利用できなかった期間に期限を迎えたポイントも後日対応する方針です。第5報だけから全員への返金額やポイントの付与日を確定して案内することはできません。

同社はコミックシーモアの「よくあるご質問」を確認先として案内しています。本サイトからの提案として、再発行や補償をうたう連絡のリンクをそのまま使わず、公式サイトを直接開いて手続きを確認してください。再開済みの機能と停止中の機能、本人の課金状況を分けて確認することが、現時点での利用判断につながります。

出典・一次情報

本記事は以下の公開情報をもとに作成しています。最新の状況は各リンク先で確認してください。

この記事を書いた人

Ryohei

Webエンジニア / アプリ開発者 / 技術ブログ運営者

福岡のWeb制作会社に勤務するWebエンジニアです。10年以上にわたりWeb制作・開発に携わり、ヒアリングや進行管理から、コーディング、CMSの構築、システム開発、サーバーの構築・保守・運用まで、Webサイト制作の工程を幅広く担当しています。Webサイトは、これまでに100以上の構築・保守を手がけてきました。

個人でもWebサイトの制作・改修やWebアプリの開発・運用を行い、AIを活用した開発にも取り組んでいます。近年はWebセキュリティにも注力しています。

2015年から技術メディア「Into the Program」を運営し、実務や開発で得た知識をもとに、プログラミングの実装方法やWebサイトの運用・セキュリティ情報を発信しています。

主な分野
Webサイト構築・保守・運用 / HTML/CSS / JavaScript / PHP / WordPress / サーバー構築・保守・運用 / アプリ開発 / セキュリティ対策
資格・試験合格
情報セキュリティマネジメント試験
基本情報技術者試験
AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイト
PHP8技術者認定ウィザード
メディア運営
2015年〜

記事の作成・更新について

セキュリティ記事は、ベンダーの公式アドバイザリやCVE・JVNなどの一次情報を参照し、出典と情報確認日を記載します。実環境での検証を行った場合は、その環境と確認範囲を明示します。重要な追加情報や誤りを把握した場合は、内容を確認して追記・訂正します。

あわせて確認したい対策・解説

関連する記事

おすすめの書籍

キーワードから探す

スポンサーリンク

脆弱性

ソフトウェアや設定の不備のうち、攻撃者に悪用されると情報漏えいや不正操作などにつながる弱点。

詳しく見る

ランサムウェア

データを暗号化して使えなくし、元に戻す代わりに金銭を要求するマルウェア。盗んだデータの公開で脅す手口も多い。

詳しく見る

データベース

データを決まった形式で整理して保存し、検索や更新をしやすくした仕組み。WordPressではMySQLやMariaDBを使う。

詳しく見る