GLOSSARY
IT用語集
セキュリティ・AI・Web開発の記事に出てくるIT用語を、短い説明と詳しい解説でまとめた用語集です。脆弱性や攻撃手法から、AIの活用、Web制作の技術まで、公式情報をもとに解説しています。
134語
TERMS
用語一覧
A
C
- CDN 世界各地のサーバーにWebサイトのファイルを複製して置き、利用者に近いサーバーから配信する仕組み。表示の高速化や負荷の分散に使う。
- CI/CD CI コードの変更をきっかけに、テストやビルド、本番への反映までを自動で行う開発の仕組み。
- CISA 米国のサイバーセキュリティ・インフラストラクチャセキュリティ庁。悪用が確認された脆弱性の一覧(KEV)や注意喚起を公開している。
- CMS HTMLなどの専門知識がなくても、管理画面からWebサイトの内容を作成・更新できるシステム。WordPressが代表例。
- Cookie クッキー Webサイトがブラウザに保存させる小さなデータ。ログイン状態の維持や設定の記憶、アクセス解析などに使われる。
- CORS オリジン間リソース共有 別のドメイン(オリジン)のデータを、JavaScriptから取得してよいかをサーバー側で許可する仕組み。
- CSP コンテンツセキュリティポリシー Webページが読み込めるスクリプトや画像などの取得元を制限する仕組み。XSSの被害を抑えるのに使う。
- CSRF クロスサイトリクエストフォージェリ ログイン中の利用者に、本人が意図しないリクエストを送らせる攻撃。設定の変更や投稿などを本人になりすまして実行される。
- CVE 公開された脆弱性に付けられる世界共通の識別番号。「CVE-2026-12345」のように年と連番で表す。
- CVSS 脆弱性の深刻度を0.0〜10.0の数値で評価する共通の基準。数値が大きいほど深刻度が高い。
- CWE ソフトウェアの弱点(脆弱性の原因)の種類を分類した共通の一覧。「CWE-79(XSS)」のように番号で表す。
D
- DDoS攻撃 DDoS 多数の機器から大量の通信を送りつけ、サーバーやネットワークをつながりにくくしたり停止させたりする攻撃。
- DKIM 送信するメールに電子署名を付け、受信側が送信元のドメインと改ざんの有無を確かめられるようにする仕組み。
- DMARC SPFとDKIMの結果をもとに、なりすましと判定されたメールの扱いを送信側が宣言し、報告を受け取れるようにする仕組み。
- DNS ドメイン名とIPアドレスを対応させる仕組み。URLを入力したときに、接続先のサーバーを調べるために使われる。
- DOM Document Object Model HTMLの文書を、JavaScriptから操作できるように木構造で表したもの。要素の追加や変更、イベントの処理に使う。
E
F
G
H
I
J
K
L
M
N
O
P
R
S
- SaaS ソフトウェアをインストールせずに、インターネット経由でサービスとして利用する形態。Gmail、Slack、Notionなど。
- SBOM ソフトウェアを構成する部品(ライブラリなど)とそのバージョンを一覧にしたもの。脆弱性の影響の確認に使う。
- SEO 検索エンジン最適化。Googleなどの検索結果で、Webサイトが見つけてもらいやすくなるよう工夫すること。
- SFTP SSHの仕組みを使って、通信を暗号化しながらファイルを転送する方法。FTPの代わりに使う。
- SPA シングルページアプリケーション 最初に1つのページを読み込み、その後はJavaScriptで画面を書き換えて動くWebアプリケーション。
- SPF 自分のドメインのメールを送ってよいサーバーをDNSで宣言し、受信側がなりすましを判定できるようにする仕組み。
- SQLインジェクション 入力値にSQLの一部を紛れ込ませ、データベースへの命令を不正に書き換える攻撃。情報の漏えいや改ざんにつながる。
- SSH ネットワーク越しにサーバーへ安全に接続し、操作するための仕組み。通信が暗号化され、鍵でログインできる。
- SSRF サーバーサイドリクエストフォージェリ サーバーに攻撃者が指定した宛先へリクエストを送らせ、本来は外から届かない内部のシステムにアクセスする攻撃。
- SVG 図形を数式(ベクター)で表す画像の形式。拡大しても荒れず、CSSやJavaScriptで色や動きを変えられる。
T
V
W
X
あ行
- アクションフック WordPressで、決まったタイミングに独自の処理を追加するための仕組み。add_action()で登録する。
- アクセス制御 誰が、どの情報や機能に、どこまでアクセスできるかを決めて制限する仕組み。
- アクセストークン サービスやAPIを利用する権限を表す文字列。ログインや認可のあとに発行され、リクエストに付けて送る。
- アドバイザリ セキュリティアドバイザリ 開発元や公的機関が公表する、脆弱性の内容・影響を受けるバージョン・対処方法などをまとめた情報。
- 暗号化 データを、鍵を持つ人以外には読めない形に変換すること。通信や保存したデータを盗み見から守る。
- イベントリスナー クリックやスクロール、キー入力などの出来事(イベント)が起きたときに実行する処理を登録する仕組み。
- インシデント セキュリティインシデント 不正アクセスや情報漏えい、マルウェア感染など、セキュリティを脅かす事件・事故。発生したら検知・封じ込め・復旧の対応を行う。
- エクスプロイト 脆弱性を実際に悪用するためのプログラムや手順。公開されると攻撃が広がりやすくなる。
- エスケープ 特別な意味を持つ記号を、ただの文字として扱われる形に変換すること。XSSやSQLインジェクションを防ぐ基本の対策。
- エンドポイント APIでリクエストを送る先のURL。また、ネットワークにつながるパソコンやスマートフォンなどの端末のことも指す。
- オープンソース OSS ソースコードが公開され、決められたライセンスのもとで誰でも利用・改変・再配布できるソフトウェア。
か行
- 回避策 修正版をすぐに適用できない場合に、脆弱性を悪用される条件をなくすための一時的な対処。機能の無効化や設定の変更など。
- カスタムフィールド WordPressで、記事やページに本文とは別の独自の項目(価格、日付、URLなど)を追加して保存する機能。
- カスタム投稿タイプ WordPressで、標準の「投稿」「固定ページ」とは別に、お知らせや商品などの独自の種類のコンテンツを作る機能。
- 緩和策 脆弱性を悪用されにくくしたり、悪用されたときの被害を小さくしたりするための対処。
- キャッシュ 一度取得したデータを一時的に保存しておき、次に使うときに再利用して処理を速くする仕組み。
- クラウド サーバーやソフトウェアを自分で持たずに、インターネット経由で必要な分だけ利用する形態。AWSやGoogle Cloudなど。
- クレデンシャルスタッフィング パスワードリスト攻撃 ほかのサービスから漏えいしたIDとパスワードの組を、別のサービスで試して不正ログインする攻撃。
- 権限昇格 本来持っていない高い権限を、脆弱性や設定の不備を突いて不正に得ること。一般ユーザーが管理者の操作をできてしまうなど。
- 公開鍵 公開鍵暗号で、誰に渡してもよい鍵。データの暗号化や、秘密鍵で作られた署名の確認に使う。
- コマンドインジェクション OSコマンドインジェクション 入力値にOSのコマンドを紛れ込ませ、サーバー上で不正なコマンドを実行させる攻撃。
- コマンドプロンプト Windowsで、文字のコマンドを入力してパソコンを操作するためのツール。
- コールバック コールバック関数 ほかの関数に引数として渡し、処理の完了時や出来事が起きたときなどに呼び出してもらう関数。
さ行
- 最小権限 最小権限の原則 利用者やプログラムに、作業に必要な最小限の権限だけを与えるという考え方。被害の範囲を小さくできる。
- サニタイズ 受け取った入力から不要な文字やタグを取り除いたり、決まった形式に整えたりして、安全に扱える状態にする処理。
- サプライチェーン攻撃 取引先や委託先、利用しているソフトウェアやライブラリなど、関係する組織や製品を経由して標的を攻撃する手口。
- サンドボックス プログラムを周囲から隔離した環境で動かし、問題が起きてもほかに影響が及ばないようにする仕組み。
- ショートコード WordPressの本文に [name] のような短いコードを書くと、決められた内容に置き換えて表示する仕組み。
- ステージング ステージング環境 本番とほぼ同じ構成で用意する検証用の環境。更新や変更を本番に反映する前に、動作を確かめるために使う。
- 生成AI 学習したデータをもとに、文章・画像・音声・プログラムなどを新しく作り出すAI。ChatGPTやClaudeなど。
- セッションハイジャック ログイン中の利用者のセッションIDを盗むなどして、その利用者になりすます攻撃。
- セレクタ セレクター CSSのスタイルやJavaScriptの処理を当てる対象の要素を指定するための書き方。「.class」「#id」など。
- 脆弱性 ソフトウェアや設定の不備のうち、攻撃者に悪用されると情報漏えいや不正操作などにつながる弱点。
- 脆弱性診断 Webサイトやサーバーにセキュリティ上の弱点がないかを、ツールや専門家の手作業で調べること。
- ゼロデイ ゼロデイ攻撃 / ゼロデイ脆弱性 修正プログラムが公開される前の脆弱性、またはその脆弱性を狙う攻撃。利用者側で修正を当てる手段がない。
- ゼロトラスト 社内ネットワークも含めて何も信頼せず、アクセスのたびに利用者や端末を確認するというセキュリティの考え方。
- ソーシャルエンジニアリング 技術ではなく、人の心理のすきや油断を突いて、パスワードなどの情報を聞き出したり操作をさせたりする手口。
た行
- 多要素認証 MFA パスワードなどの「知識」に加えて、スマートフォンなどの「所持」や指紋などの「生体」を組み合わせて本人確認をする仕組み。
- 中間者攻撃 MITM 通信する二者の間に攻撃者が割り込み、通信の内容を盗み見たり書き換えたりする攻撃。
- デプロイ 作成・修正したプログラムやWebサイトを、本番のサーバーに配置して使える状態にすること。
- データベース データを決まった形式で整理して保存し、検索や更新をしやすくした仕組み。WordPressではMySQLやMariaDBを使う。
- ドメイン インターネット上の住所にあたる名前。「example.com」のように、WebサイトやメールアドレスのURLに使う。
な行
は行
- ハッシュ関数 任意のデータから決まった長さの値(ハッシュ値)を計算する関数。元のデータに戻せないため、改ざんの検知やパスワードの保存に使う。
- ハルシネーション 生成AIが、事実と違う内容や存在しない情報を、もっともらしく出力してしまう現象。
- バックアップ データの複製を別の場所に保存しておくこと。故障や誤操作、攻撃でデータを失ったときに元に戻すために使う。
- バックドア 正規の認証を通らずにシステムへ入るための裏口。攻撃者が侵入後に設置し、再び侵入するために使う。
- バックポート 新しいバージョンで行われた修正を、古いバージョン向けに移植して提供すること。
- パスキー パスワードの代わりに、端末の生体認証やPINでログインする仕組み。フィッシングに強く、パスワードの漏えいの心配がない。
- パストラバーサル ディレクトリトラバーサル ファイル名などの入力に「../」を含めて、公開していない場所のファイルを読み書きさせる攻撃。
- パスワードスプレー よく使われるパスワードを、多くのアカウントに少しずつ試す攻撃。ロックアウトを避けながら不正ログインを狙う。
- パッチ セキュリティパッチ / 修正パッチ ソフトウェアの不具合や脆弱性を修正するための更新プログラム。適用することで既知の問題を解消する。
- パーマリンク Webページごとに付けられる、変わらない前提のURL。WordPressでは記事のURLの形式を設定できる。
- 非同期処理 時間のかかる処理の完了を待たずに、ほかの処理を先に進める仕組み。通信やファイルの読み込みなどで使う。
- 秘密鍵 公開鍵暗号で、持ち主だけが厳重に保管する鍵。署名や、公開鍵で暗号化されたデータの復号に使う。
- ファイアウォール ネットワークの境界で通信を監視し、決められたルールにもとづいて許可・遮断する仕組み。
- ファインチューニング 学習済みのAIのモデルに、特定の用途のデータを追加で学習させ、目的に合わせて調整すること。
- フィッシング 実在の企業などを装ったメールやWebサイトで利用者をだまし、IDやパスワード、カード情報などを盗み取る手口。
- フィルターフック WordPressで、出力や設定の値を受け取って加工し、返すための仕組み。add_filter()で登録する。
- ブルートフォース攻撃 総当たり攻撃 パスワードなどを、考えられる組み合わせを片っ端から試して突破しようとする攻撃。
- プロキシ 通信の間に立ち、利用者の代わりにリクエストを送ったり受け取ったりする中継の仕組みやサーバー。
- プロンプト 生成AIに入力する指示や質問の文章。内容や書き方によって、AIの出力が大きく変わる。
- プロンプトインジェクション 生成AIへの入力に悪意のある指示を紛れ込ませ、本来のルールを無視させたり、意図しない動作をさせたりする攻撃。
- ペネトレーションテスト 実際の攻撃者の手法を使って、システムに侵入できるか、目的を達成できるかを試すテスト。
ま行
ら行
- ランサムウェア データを暗号化して使えなくし、元に戻す代わりに金銭を要求するマルウェア。盗んだデータの公開で脅す手口も多い。
- ランタイム プログラムを実行するときに必要な環境や仕組み。Node.jsやブラウザのJavaScriptの実行環境など。
- リダイレクト あるURLにアクセスしたとき、自動的に別のURLへ転送すること。サイトの移転やURLの変更で使う。
- リバースプロキシ Webサーバーの手前に置き、外部からのリクエストを受け付けて内部のサーバーに中継するサーバー。
- リポジトリ リポジトリー ソースコードなどのファイルと、その変更の履歴をまとめて保管する場所。Gitで管理し、GitHubなどで共有する。
- レスポンシブ レスポンシブデザイン パソコンやスマートフォンなど、画面の大きさに合わせてレイアウトを自動で調整するWebデザインの手法。
- レンタルサーバー 事業者が管理するサーバーの一部を借りて、Webサイトやメールを運用するサービス。サーバーの保守を任せられる。
- ロードバランサー 複数のサーバーにアクセスを振り分け、負荷を分散させる装置や仕組み。障害時に別のサーバーへ切り替える役割も持つ。
- ロールバック 更新や変更で問題が起きたときに、システムやデータを変更前の状態に戻すこと。